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「湿害」が建物に与える影響について考える

こんにちは。

宜野湾営業所事務の水谷です。


今年もお盆が終わりました。


お盆期間中の夜は、雨が降ったりやんだりで蒸し暑く、湿度の高い日が多かったように感じます。


毎年同じような暑さのような気がしますが、今年の道ジュネーはきつかった・・。


やはり「湿度の高さ」が不快感に大きく関係してきます。



今日は、週刊タイムス住宅新聞でも取り上げられていた「湿度」による「湿害」をPickUpしてみます。



湿害が建物に及ぼす影響


内地では20日以上猛暑日が続いている地域もありますが、全国的に気温低めの沖縄でも、今年は35°以上の日が観測されてます。

エアコンはフル稼働・・というお宅も多いと思いますが、このエアコンが「夏型結露」の一因になることも。



エアコンの冷気は部屋の空気を冷やしてくれますが、同時に天井材や壁材も冷やします。

でも裏側の空気は暖かく湿ったまま。エアコンで冷やされた内部の空気が、天井裏の部材や、壁に触れると空気が急激に冷やされて「結露」になる、という仕組み。

エアコンで冷やされた室内との温度差で知らない間に結露、カビが発生してしまうんですね( ゚Д゚)!!


温度差が生まれないようにすればいいですが、この暑さで室内温度を高くするのも危険な行為。適温は何度なんでしょうか。

それを知るには「露点温度」を知ることだそうです。



露点温度とは?


沖縄のような「蒸暑地域」では「夏型結露」が発生しやすい。


「結露」と聞くと勝手に冬のイメージでしたが、高温多湿な沖縄は夏でも結露が起こりやすい環境だそうです。

結露を発生させない事がポイントですが、そこで基準になるのが「露点温度」


「露点温度」とは、水蒸気が水に変化する温度のことを指します。

結露は、水蒸気を含む湿った空気が凝縮し水になる現象なので、「露点温度」の管理が出来れば、結露を予防する事が出来ます。



最近ではスマートフォンなどのアプリやインターネットでこの「露点温度」を確認する事が出来るそうです。


目安として、エアコンの設定温度は露点温度以下にしない事がおススメだそう。


今の空気が何度になれば結露するのか、わかれば対策も打てますが、もう一つ有効な対策として「扇風機」があります。




体感温度が下がるだけではなく、空気をかき混ぜることで水蒸気も拡散される、という利点から、扇風機との併用が望ましいとのこと。

エアコンの設定温度を少し上げて扇風機を併用するだけで、建物を湿害から守れるなら管理方法としては負担が少なくておススメです。



改修・修繕方法もさまざま


建物や構造物が長期間にわたり湿気や水分にさらされることで発生する劣化現象を「湿害」と呼びます。これにより、カビの発生や腐食、塗装の剥がれが生じ、建物の耐久性や美観に悪影響を与え、湿害による劣化が建物の寿命を大幅に縮める要因となり得ます。


早期の対応が建物の資産価値の維持につながり、メンテナンスコストも削減出来ます。

但し、改修・修繕方法は、建物の構造や材質、築年数や管理方法、環境によってさまざまです。壁紙を変えるだけで改善されるケースもあれば、下地材を変えても改善しない場合もあります。


調査しても中々原因にたどりつけないケースもありますが、喜神サービスでは、その場しのぎの対応で問題を先送りにしないよう、施主様と相談しながら対応しています。

カビや漏水など、気になる方はぜひご相談ください。





※記事引用元:タイムス住宅新聞2024/8/9号





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